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中央執行委員長 渡邊雅也
コマツユニオンは2016年5月に結成70周年を迎えました。この70年間を振り返ってみますと、私たちを取り巻く環境は、戦後における驚異的な経済成長、バブル崩壊と長期不況、リーマンショックに端を発した世界的な金融危機や東日本大震災・熊本地震と様々な変遷をたどってきました。この間、コマツユニオンでは組合員のニーズに応えるべく、様々な活動を進めてまいりました。
安全衛生・健康に関わる活動はこれまでもこれからも最重要テーマです。現在においても死亡事故やメンタルヘルス問題がグループ内で起きていることは大変残念なことです。組合員とその家族が安全に安心して健康に働ける職場づくりに、全員で一丸となって取り組んでいきましょう。
昨今、世界的一流メーカーで品質データの改竄や金銭をめぐる問題など信じられないコンプライアンス不祥事が発生しています。このような不祥事が発生すれば、諸先輩方が築き上げてきた会社の信用は一瞬にして失墜し、過去には倒産に追い込まれた企業もありました。皆さんの雇用を守ることは、ユニオンの一丁目一番地の取り組みです。引続きコンプライアンスの取り組みにも注力していきます。
少子高齢化が進む中で会社が発展していくためには、ダイバーシティ(多様性)の考えに基づき、年齢や性別などに関係なく誰もが活躍できる場を広げていくことが不可欠です。そのためには、社員全員が働きやすい環境を整えていくことが重要であり、ユニオンではこれまでにライフサポート休暇の導入や再雇用社員の待遇改善を労使の議論の中で進めてきました。今後も皆がいきいきと働ける職場環境づくりに向けた取り組みを進めていきます。
グループ各社の労働組合で構成する全コマツ労働組合連合会(以下、全コマツ労連)も3年前に結成10周年を迎え、その活動は大きく前進してきました。2016年には、グループ労使をメンバーとした「コマツグループ生産性向上委員会」が発足し、「強いコマツグループ・良いコマツグループ」の構築に向けて、グループ全体に共通する課題の共有と今後の取り組みについての議論が始まりました。コマツユニオンは全コマツ労連の中心労組として、積極的にこの取り組みに参画していきます。
最後に、現在の労働条件や労使関係を形作ってこられたユニオンの諸先輩方と、70年の歴史を支えていただいた全ての組合員の皆さんに心より感謝申し上げるとともに、ユニオン活動への更なる主体的な参画をお願いして、70周年のご挨拶と致します。コマツグループの更なる発展と私たち組合員がいきいきと安心して暮らせる社会の実現を目指して、ともに頑張っていきましょう。